「野ブタをプロデュース」恋愛ドラマに興味ない人こそハマる!
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
この前テレビをつけたら、「野ブタをプロデュース」が特別編として再放送されていました。
「そんなのあったなー、でも見たことなかったなー」と思い、見てみることに。。
「どうせ恋愛学園ドラマなんだろうなー」と漠然と思っていましたが、そんな先入観を吹き飛ばす内容でめちゃくちゃ面白かったので「野ブタをプロデュース」について書いてみようと思います。
(恋愛モノの学園ドラマも面白けどね。。。)
ちなみに、僕は近くのTSUTAYAでDVD借りて全話一気に見ちゃいました笑
ドラマ「野ブタをプロデュース」
ドラマの放送は2005年!
2005年といえばキッコロとモリゾーの愛知万博が開催された年だそうです。
結構前やなー
原作は白岩玄作の小説!
第41回文藝賞受賞作品であり、第132回芥川賞候補にもなっています。
すごい賞を取った小説が原作のドラマなんて、それだけで面白そうですよね。
豪華な出演者!
主演は亀梨和也!
あと、小学生のときの中島裕翔(Hey!Say!JUMP!)や忌野清志郎なんかも出ててびっくりしました!
亀梨和也と山下智久のユニット「修二と彰」の「青春アミーゴ」が主題歌でしたが、この曲は超有名ですよね♪
ちなみに「修二と彰」は二人の役名から取っています。
あらすじ
桐谷修二(亀梨和也)はなんでも要領良くこなす、表向きは明るく面倒見が良くて誰からも好かれるクラスの人気者。
ただし彼は人気者としてのキャラクターを演じていて、仲良くしているクラスメイトを内心では幼稚だと馬鹿にしていた。
そんな修二にも天敵がいる。
変わり者でクラスの中でも浮いた存在の草野彰(山下智久)である。
ある日、暗くて笑顔を見せないいじめられっ子、小谷信子(堀北真希)が転校してくる。
小谷はすぐにいじめっ子の標的となり、いじめは次第にエスカレートしていく。
そこで修二と彰は、青春の中のゲームのような感覚で、いじめられっ子の小谷を人気者へと変貌させる「プロデュース」を行うのだ。
ざっくりこんな感じです。
感想(ネタバレあり)
まず出演者が若い!!!
そりゃ15年前だから当たり前だけどフレッシュすぎてマジでびっくりしました笑
そして序盤見てたときは、「これ三角関係になって、結局修二と野ブタがくっつくやつでしょ!!」とか思ってました。
特に彰が野ブタ好きってなったときなんて、「これきたよ!やっぱ、そういう展開ね!」とか思っていました。
いやー、浅すぎましたね。。
反省してます。。
このドラマの主題は恋愛ではなく、「ありのままの自分で自己表現することの重要性」を訴えています。
また、「偽りの自分でいることがどんなに孤独か」を描いています。
自分を偽って人気者としての立場を確立している修二と、ありのままの自分だがクラスで浮いている彰
友達が多いけど孤独な修二と、友達がいないけど孤独ではない彰
そして、誰にも心を開かず孤独でいいと思っている野ブタ
この3人の変化によって、視聴者に受け取りやすいようメッセージを送っています。
原作では野ブタは男子らしく、主題が恋愛ではないのは当たり前かもしれませんねー
その中で、修二がだんだんと「要領良く」ではなく、「ありのままの自分でいる」ことの大切さに気がつきます。
9話では、野ブタの初めての友達でありながら実は嫌がらせをしていた蒼井かすみと3人が野ブタのプロデュースについて話し合うシーンで、蒼井が「いろいろ変えないと野ブタを人気者に出来ない」と主張します。
そこで修二は「そんなにさぁ、何でも出来る野ブタって面白いかなぁ」って言うんですね~~
序盤では野ブタの意見など聞かずに「髪を切れ」とか「男と付き合え」とか言っていたのに!
また、彰と野ブタというありのままの自分でつきあえる友人を手に入れたことで、孤独から解放されるのです。
ラストの彰と海に入るシーンも最初では考えられないですよね。
全てをさらけ出すような開放感を、見ているこっちまで感じられます!
物語の大筋は「野ブタの変化」ですが、このドラマの1番のメッセージは「修二の変化」にあるのです!!!
あと、蒼井だってただのサイコパスじゃない!
いやがらせでしか自己表現が出来なかったのでしょう。
3人の関係のように、ありのままの自分でいられる関係をうらやましく思っていたはず。。。
蒼井が夢の中で屋上から飛び降りるシーンでは、彼女の「自分の存在をどういう形でもいいから知ってほしい」という苦悩をあらわしているのだと思います。
蒼井も孤独だったのです。
そして忘れちゃいけない上原まり子!
いや~芯強すぎ!!!
こんな強い人間、尊敬しかない!
「修二よりもっといい男いると思うけどな~~」とか余計なこと考えちゃいますよね。
皆さんはありのままの自分をさらけ出せる相手はいますか?